アメリカ留学で知るドア開けっ放し文化

ニューヨークへのアメリカ留学で地味に嫌だったのが、ホストファミリーに家猫がいたことです。これがまた生意気な猫で、タヒボとは何かをホストファミリーに教えることに躍起だった私とは相性が悪かったのですよね。けれど、猫はドライなアメリカ人には合っているようで、みんなしょっちゅう構わないので、仲良く暮らしているようなのです。

しかし普段は猫が自由にできる部屋のひとつを私が使っていることで、猫のご機嫌が悪くなったらしく、私にあたりがきついんですよ。だって、私以外の人間はドアを開けっ放しにしていますが、私はドアをきっちりしめますからね。

ここがアメリカ留学で感じたヨーロッパの人たちとの違いだとも思いましたが。イギリスに留学した際には、ドアを閉めても何も言われたことがないのですが、アメリカではドアを閉めていると「何かあったのかい?」とノックしてくるのです。

何があったとかではなく、部屋のドアは普通閉めておくでしょという感覚だったのですが、しかしアメリカ人は違うようで。そしてだからこそ、猫にしても私が来たことによって自由に部屋を出入りできないのでストレスになったようです。まあ、猫に関しては威嚇し返していましたが。

そいうわけで、猫から始まりアメリカ人は部屋にいてもドアを開けっ放しにすることは普通だということが衝撃でした。